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完熟の森

第31章 真夏の森

この気持ちは永遠に続くんじゃないかって思わずにはいられない。


永遠なんて信じてないのに、願ってしまう。


信じていないのにそう思ってしまう。


人はみんな恋をする度に見えない永遠を願ってしまうものなんだ。


雫が笑いながら花火を楽しむ姿を煙の中僕はずっと見ていた。


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