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完熟の森

第32章 祭り 1

窓に面した、カウンター席に二人で並んで座ると、僕達の街の質素な夜景が見えた。


「ここよく来てたんだ」


「そうよ」


雫は窓の外を見ながら素っ気なく答えた。


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