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完熟の森

第33章 祭り 2

シャワーでようやく頭がスッキリした雫はソファーに座った。


「勉強してるのね」


「一応受験生なんで」


僕は手を休めず、言った。



なにやら雫の視線を感じる。


僕は手を止めて雫を見た。


「なに?」


雫は急に赤くなり、慌てて立ち上がった。


「ア、 アイスコーヒー飲む?」


「ああ、貰う」


雫は慌てて、キッチンへ行った。


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