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完熟の森

第33章 祭り 2

多分雫は夕べの事を思い出したんだろう。


雫はどうやら言葉に弱いらしい。


前に一度だけ好きって言った時も吹き出して笑ってた。


あれは照れ隠しなんだ。


面白い。


いい大人が照れちゃって、笑える。


僕は雫の弱点を見つけた気分でご機嫌になった。


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