テキストサイズ

完熟の森

第33章 祭り 2

アイスコーヒーを運ぶ時、ようやく雫はダイニングテーブルに置いた金魚鉢に気がついた。


「千晶がやってくれたの?」


「ああ、朝見たら三匹死んでた」


「そう…」


ダイニングテーブルで金魚鉢を眺め、アイスコーヒーがなかなか僕の所まで運ばれない。


僕は立ち上がってダイニングテーブルまで行き、アイスコーヒーを受け取った。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ