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完熟の森

第36章 僕へのプレゼント

雫の家のドアを二回ノックして自分で開けると部屋はいつもの雰囲気と違ってた。


部屋中にキャンドルで灯されていて、幻想的で凄く綺麗だ。


でも、雫の姿が見えなかった。


「雫?」


僕は部屋に入り、雫を探した。


すると、部屋中に7cm位の正方形のピンクのポストイットがいくつも貼られているのに気づいた。


その一枚を剥がしてみた。


ん? 何か書いてある。


『貴方の笑顔は私の心を澄んだ青空にしてくれる』


何だろう?


一枚目ではよく分からなかった。


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