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完熟の森

第36章 僕へのプレゼント

『貴方の純粋で無垢な優しさに感謝』


二枚目もよく分からないが雫の言葉だと何となく思った。


『貴方の瞳に映る私は貴方より遥かに若くない事に時々胸が痛い』


三枚目の文でようやく僕は理解した。


これ…雫から僕へのメッセージだ。


僕は夢中で一枚ずつ剥がして、それを読んだ。


どれも雫が普段口にした事もない言葉だらけで、
嬉しいのもあるしちょっと恥ずかしくて照れてしまう言葉もあったり、切なく感じるのもあった。


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