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完熟の森

第37章 受験本番

二月になるといよいよ一般入試の日がきた。


一年で最も寒く感じるこの時期、雫が買ってくれた上等のカシミアのセーターをブレザーの中に着込み、試験に挑んだ。


やるだけの事はやったと達成感で満たされた。


後は結果を待つだけだ。



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