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完熟の森

第40章 卒業

少し春めいた穏やかな三月、僕は晴れて高校を卒業した。


慣れ親しんだ友達とも、会うことは少なくなる。


富岡や梶原、ノンカにそして理音も僕の記憶の中にだけ存在する人物になるだろう。


僕達はこの小さな街を出て沢山の出会いと別れを繰り返し、
まだ先の見えない未来へ歩み始める。


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