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完熟の森

第40章 卒業

「千晶、こっち来て」


僕はソファーに座る雫の前のセンターテーブルの前に立った。


「どうした?」


「千晶、よく聞いて。

千晶は卒業したの。

そして、今、私からも卒業するのよ」


なんだかよく分からない。


雫の言っている意味が脳内で処理出来ず留まっている。



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