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完熟の森

第40章 卒業

「したいならすればいい。千晶は私の体目当てでしょ」


雫が悲しい顔をして涙をこらえていた。


僕は慌てて、起き上がった。


「違う!違う!
どうして、分かんねえんだよ!」


「千晶が今私を抱いても大学行かなくても、私はお見合いして結婚する。

千晶はもういらない」


僕は言葉を失った。


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