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完熟の森

第41章 簡単な結末

もう二度と来ないだろう最後の森へ入ると桜の木の枝が少しだけピンクに見えた。


もう直ぐ咲くな…


僕は桜の花びらがグラスに入り眺めていた雫の横顔を思い出した。


その顔があまりにも切なくて思わずキスをしたっけ…


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