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完熟の森

第43章 ガールフレンド

清花はアパートの住所をメールに送ってきた。


僕は清花のアパートまで電車に乗って向かった。


外がまだ暑かったから車内のエアコンが気持ち良かった。


車窓から夜の東京のビルから放つ明かりだらけの景色が流れて見えた。


白や赤や黄色が流れて目が疲れた。


二つ目の駅で降り、改札を出たら、清花が待っていた。


「私のアパート分かりにくいから…」


ちょっと照れくさそうな顔をしながら、笑った。


僕は清花の手を握った。


「ありがとう。行こうか」


「うん」


僕達はゆっくり歩き出した。




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