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完熟の森

第47章 完熟の森

僕は上着を脱ぎ枝に掛け、シャツの腕を捲った。


ゆっくりハンモックのバランスが崩れないように乗り雫の傍に横たわる。


柔らかく華奢な雫に寄り添い、雫を後ろからそっと抱き締めた。


「雫…愛してる。永遠に…」


目覚めた時の雫を思い浮かべながら…
雫の濃厚な甘い香りを吸い込んでそっと目を閉じた。









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