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完熟の森

第7章 僕の部屋

ふと目が覚めると、理音が横で眠っている。


部屋は暗く、エアコンの赤いランプが光っていた。


今何時だ?


携帯を開けて時間を見ようとしたら、それは白く眩し過ぎて一瞬目を瞑る。


ゆっくり片目だけ開けてみたら21:26分だった。


やべえ、寝過ごした。


「理音!理音!起きろ!」


「…ん…何?…千晶…」


「理音もう9時半だけど、親大丈夫?」


そう言うと、ガバッと起き上がった。


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