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完熟の森

第8章 大人

翌日、もう一度雫の家に行った。


もうあの車はなかった。


僕はドアを二回ノックして声を出した。


「こんにちは!」


すると、ガチャリと玄関が開き雫が出てきた。


「こんにちは、本返しにきました」


「入って」


雫は中に入れてくれた。



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