絶対内緒!
第2章 第2章 in スクール
「あ、夢!お疲れさま!髪ボサボサじゃん(笑)とかしたげるよ」
「あ、愛子!ありがとう」
教室へ入ると
愛子がニコニコして
話しかけてきてくれた。
よかった....気付かれてない。
「もー。お昼ご飯食べた??」
あ....。
あの部屋に、お弁当....。
「う....うん!」
持ってったのに食べないなんておかしいから
私は適当に嘘をついた。
「ほら座って....夢の髪綺麗なんだから」
愛子が丁寧にあたしの髪を
とかしてくれる
「っあ....」
櫛が耳に触れる度
さっきの卑猥な行為を
思い出してしまう。
頭のなかが高田でいっぱい。
「どした夢....疲れてる??」
愛子が急に
あたしの顔を覗き込む。
「ううん!なんでもない!あ、授業始まるから席いくね!髪ありがとう」
「いーえ(笑)今日はやけに真面目だね」
多分、いまあたしの顔真っ赤。
そんなの見られたら
多分、あたし
不信がられちゃう
「おかえり、夢」