あたしは誰のもの?
第5章 3人と・・
「硫星!!」
しつけーなぁ・・・
「千草、冷華はお前のもんじゃねぇんだぞ」
「・・わかってるよ」
「約束だろ?冷華が俺らの誰かを選んだら冷華を独占してもいい。けどそれまでは冷華は俺"ら"のもんだ」
「・・・・ッ」
「昨日は哉夜、今日は俺。明日はお前・・・だろ?
辛いのはお前だけじゃねぇんだよ・・・」
「・・・!?・・硫星に・・・・なにがわかるんだ・・・」
「・・・千草」
「僕がどんだけ後悔してるかわかる・・・?」
「んなこと・・・自業自得だろ」
「・・・・・・冷華に手出すなよ?」
それだけ言うと千草は足早に去っていった