あたしは誰のもの?
第16章 溢れ出す想い
「・・・・久しぶりです・・」
「まぁ、座りな。なにか飲む?」
隼さんがあたしに言った
「あ、いえ!大丈夫です」
「そんな固くなるなって!」
「まぁ仕方ねぇだろ、祥平。冷華ちゃんにとっては俺らにも会いたくないだろうし」
さすが和泉さん
わかってる・・だからはやく帰して
「で・・・」
和泉さんがあたしのほうを見ると同時に流架さん、隼さん、祥平さんもあたしを見る
「え・・?」
「なにがあったの?」
4人からくる視線
「特になにもないですけど・・・」
「嘘」
流架さんがたった一言で言い切った