あたしは誰のもの?
第16章 溢れ出す想い
少し重かった空気がだんだん軽くなっていく
「じゃあさ、だれか冷華ちゃん家知ってる?」
祥平の言葉にみんな一瞬かたまる
「「「・・知らない」」」
「・・・・どうすんの?」
「・・・起こすか」
そういって俺は冷華ちゃんを起こしはじめる
「おーい、冷華ちゃん?起きて」
ポンポンと軽く叩くが反応はない
少し揺らしてみたが反応はない
「起きない・・」
「じゃあ4人で大声出して起こすか!」
「祥平、バカ。そんなことしたら店の大迷惑」
「そっか」
「・・じゃあ雄汰呼ぶ?」
流架は少し言いづらそうにいった
「仕方ねぇか・・・」
隼はスマホを取り出す