テキストサイズ

あたしは誰のもの?

第16章 溢れ出す想い




「利用されたから利用し返す?そんなことあたしはしない。・・・あたしと雄汰さんはもう関わる理由はないんです。縁は切れてるんですから」


それじゃ、と言葉を続けて冷華は歩き出した



「関わる理由、あるよ?」



ドクン・・・

雄汰の心臓が大きく波打つ

手をギュッと握りしめる



冷華が振り向いた

「え・・?」

「俺にはある」

「・・・どんな理由ですか?」


ドクン・・・



「好きです」




 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ