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あたしは誰のもの?

第16章 溢れ出す想い



「・・・・・冷華」

急に千草の顔が真剣になる

「ほんとに酒とタバコは吸わないでね」

「う、うん・・・それはわかったけどなんでそんなに止めるの?」

「病気になりやすくなるから」

「それはそうだけど・・・でもそれはあたしたちが年取ってからの話でしょ?」

「だからの話。冷華が重い病気になって死ぬ、なんて嫌だからね。冷華が僕よりもはやく死ぬなんて絶対に許さない」

「千草・・・」

「冷華が先に死ぬんだったらその前に僕が死んでやる」

「ッ!?何言ってるんの!!そんなことあたしが許さない」

「僕は冷華が好き、愛してる!!そんな僕の大事なひとが死ぬときは僕も死ぬ時だ。・・・・・死ぬときは一緒だ」


ギュッ

「・・・僕は冷華と離れない・・・死が別れのときなら僕だって自殺してでも冷華と離れない・・・・」






「・・・・・バカ。千草、お前の愛は重いんだよ」

「「哉夜!?」」


 

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