あたしは誰のもの?
第17章 元GUEEN
「理性が抑えられなくなった野獣共から」
「はぁ?そんなやついたら僕らがつぶすって」
「そのお前らだ」
「え・・・・・・・・・・?」
千草は一瞬訳が分からない、という顔をして
冷華を見た
あー・・・・・
千紗さんはあたしが電話でいったことを気にして帰ってきてくれたんだな
その言葉であたしはすぐに理解できた
「ま、冷華はわかったみたいだし?今日から冷華の家に泊まるわ」
「え・・・あたしの家に?」
「うん!場所は千草から聞いたし、鍵もあるし。さっき帰ってるね!じゃあね」
それだけいうとさっさとあたしの家に向かって歩き出した
ガラガラと大きな荷物も一緒に・・・
「てか・・・・あたしの家のセキュリティ大丈夫なの?」
なんで千紗が持っているのかは謎で仕方がない
帰ったら聞いてみよう
「はぁ・・・騒がしいひとが帰ってきた」
「そのわりには嬉しそう」
「・・・・まあね!じゃ、行こう?」
そしてあたしたちはふつうに授業を受けて、
何事もなく、何事もなく!!学校を過ごした