ランタンチーク
第1章 華の弟
自分の中で生まれもった物が快感に波打った。
私は、根本的に攻めだ……。
『お兄ちゃん?感じちゃった?
じゃ、春が
お兄ちゃんの代わりにやったげるよ』
見ると、兄のズボンの膨らみは雄々しくなっていた。
兄のそれをズボン越しに撫でまわす。引っ掻くように爪を立てる。
たちまち、兄の体から力が抜けた。
『春の馬鹿……っ』
兄の口からは苦しそうに言葉が漏れる。
私の興奮を煽る兄の表情。
ダメだ、苛めたくなる。
『お兄ちゃんの体綺麗だね、モデルさんみたい』
『…モデル?』
『うん、春の専属モデル』
床からカメラを拾いあげた。
『カシャッ』