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アキラメナケレバ...。

第1章 学校生活

人は生活の中で日々成長すると言うが...俺は成長してるんだろうか?

「おい!知ってるか?走ってる車な窓から手を出すとオッパイ揉んでる感触に似てるらしいぞ(笑)」

「あー知ってる知ってる(笑)聞いたことある。」
「なぁ、岩木も聞いたことねぇ?」
「はぁ?知らねぇし」

つーか、そんなことして何が楽しいんだか。
高3になって変化なし、彼女もなし、車の免許を取ってもモテやしない。

しかも、片思いだった女の子は

「おまたせ~」
「おっせーよ。どんだけ待たせるんだよ」

「ごめんて。掃除長引いた上に先生に捕まってさ~」

冬休みがあけてみる親友の森田にかっさらわれてるし。

「しかしなぁ~洋子と森田が付き合うとわな~俺はてっきりお前と洋子が付き合ってるもんだと思ってた」
「いやいや、中学が一緒だっただけだよ」

そんなことを言いつつ前を歩く2人を黙って見つめるしか出来ない俺。

「あ…あぁ でもお前はいいじゃん彼女がいるんだから」

「まぁねん俺には愛しの加奈ちゃんがいるからねぇんって何言わせるんだよ(笑)」

と言いつつ満更でもない顔をするもう一人の親友、高田
高校に入って俺(岩木)森田、高田は何故か入学当初から馬が合ってつるんでいるんだけど高田には中学の時から付き合っている彼女がいるし、森田には洋子が…。

1人変化のない俺

俺は、なんでもすぐ諦めてしまうんだろう…
変化のないのは自分が動かない証拠ってか。
あいつでいいなら俺でもいいじゃん

俺だって洋子のこと諦めてなければ?

諦めなければ…諦めなければ何だって言うんだ。
今更、考えたって洋子はすでに森田の彼女

俺は高田と別れ1人家路に着く。

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