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おいしい関係

第5章 4

「この店のオーナーシェフの真田浩輝です。改めてよろしくね。」


「吉崎由良です。‥あの‥‥本当に私、ここで働いてもいいんですか?」


彼女は少し不安げな表情で、俺を見つめてきた。


‥‥‥何故か俺は、彼女から目が離せない



「ちょうど、ホール係り欲しかったんだよね。そんなに給料も出せないし、ホール専属になっちゃうけど、それでも良いかな?」


心の動揺を悟られない様に、冷静にはなすと


「はいっ!よろしくお願いしますっ!!」


とびきりの笑顔がかえってきた。

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