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おいしい関係

第8章 7

私と、真田さんの唇が離れた。


これまでの行為を名残惜しむ様に、私達の間に唾液が糸を引く。




「‥ッ‥‥ハァ‥ハァ‥」


私は乱れた呼吸を整えながら、真田さんを見つめた。




真田さんは、私の唇から滴り落ちた唾液をペロリと舐めとると
自分の口元を指先で拭いながら、ニッと笑い


「ごちそうさま」


そう言ってきた。

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