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おいしい関係

第9章 8

そんな俺を、彼女は潤んだ瞳でじっと見つめ続ける。



せっかく、理性で押さえ込んだ感情が再び暴走しそうだ‥‥


俺は大人だ、ガマンしろ、ガマンしろ



自分で自分に言い聞かせる。




その時、俺の首に回されていた彼女の腕に力がこもり

彼女が、俺の胸に顔をうずめてきた。




やっぱり俺は、彼女を味わい尽くすまで止まれないみたいだ。



俺は彼女の耳元に唇を寄せると

「俺んち、来る?」

そう囁くと、彼女は真っ赤な顔でコクリと頷いた。

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