テキストサイズ

おいしい関係

第17章 16

俺は厨房に向かいながら、込み上げてくる笑いに必死に耐えた。


由良のあの顔


本人は睨みをきかせてるつもりらしいが、頬を膨らましこっちを見る顔は、小さな子供が、だだをこねている様にしか見えない。



表情豊かな由良が見せる、色々な表情すべてが愛おしくて、つい、いじめたくなってしまう。




その気になった由良をいただけないのは、少しもったいない気もしたが、明日は土曜で学校は休みなので、家でゆっくり過ごす事ができる。



まぁ、その前に腹ごしらえだな。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ