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おいしい関係

第17章 16

「‥ン‥」

由良は俺を見つめて頷いた。


潤んだ瞳と、ほんのりと上気した頬が色っぽく、危なく理性が飛びそうになる。



がまん、がまん。


俺は自分に言い聞かせながら、2人で家へと向かった。



家に着いてからもキスをしては焦らし

軽く愛撫しては焦らす



恥ずかしがってなかなか「欲しい」と言わない由良に、俺の理性も限界を向かえそうになった時



ギュッと俺の胸に顔をうずめて

「‥真田さん‥‥ちょうだい‥」

小さな声で、そう言った由良は、耳まで真っ赤だった。




俺も、もう我慢の限界だよ。

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