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おいしい関係

第20章 19

トボトボと廊下を歩いていると


「ゆーらー、まってーっ!!」


私を呼ぶ声と、バタバタと走る足音。

振り返ると親友の香苗が、息を切らしてこっちに向かって来る所だった。


「香苗?どしたの?」

「由良が呼び出しくらってるの聞いて、心配でま待ってたんだょ~。
ずっと追いかけて来たのに、由良ぜんぜん気付かないんだもん。
あ~疲れたぁ~。」

「そおなの!?ごめんっ。」

「で、大丈夫だった?」

「う~ん‥微妙かなぁ~。
心配してくれてありがとね。」

「ねぇ。由良、時間あるんだったらカフェでも行かない?」

「うん、良いね♪」


私達は、学校と併設しているカフェに向かった。 

ここのカフェは、学校の製菓の生徒達によって運営されているカフェで、生徒だけではなく一般のお客さんも利用できる様になっている。

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