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ガーディスト~君ヲ守ル~

第8章 過去

「ねぇ、ゆーじは社長の別荘に行ったことあるの?」



つばきは、窓の外を眺める祐司に話しかけた。



「あるよ」



「そうなんだ!どんな所?」



祐司は、つばきに振り返った。



「行けばわかる」



そして、優しく微笑した。



ドキッ…



胸が高鳴った。



言葉は少ないけれど、



あたしはいつもこの優しい表情に救われるんだ…




そんな様子をバックミラーで見ていた圭吾は、フフッと笑った。



「なんだ?」



護が怪訝な顔をする。



「祐司くんはいつ気づくんでしょうね」



自分の気持ちに…。









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