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ガーディスト~君ヲ守ル~

第9章 希望と絶望

都会から離れて、約一時間。周りは見渡す限り山ばかり。山道を上がっていくと、大きな建物が見えてきた。


「もしかしてここ!?」



車は大きな門に入っていった。
目の前には、和と洋が合わさった2階建ての木造の建物があり、レンガの壁で囲まれていた。


「でか…」


護もぽかんと口を開けている。



「さあ、行きましょう」



圭吾が先頭切って歩く。
荷物を持とうとすると、横から祐司が持ち上げた。



「ありがとう」



つばきは嬉しそうに祐司の後をついていった。



玄関のチャイムを鳴らすと、「ワンワン」と犬の鳴き声がした。


「は~い、ちょっと待ってね~」


声の主が扉を開けると、金色の毛並みの大きな犬が飛び出してきた。


「うおっ」


大型犬は護に飛びついた。







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