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ガーディスト~君ヲ守ル~

第11章 あなたを守りたい

「あ、朝比奈さん!?」


すぐ目の前に圭吾の顔があった。
真剣な瞳で、つぐみを見つめる圭吾。


「か、からかわないでくださいっ…」


恥ずかしくて目をそらすつぐみ。


「からかってない、あなたのそういうところ、堪らなく愛しいんです」


「な、なに言って…」


「俺じゃ駄目ですか?」


「!」


圭吾からの突然の告白。


「あ…朝比奈さんの周りには、たくさんいるじゃないですか…薄井社長とか…」


「俺のこと、信じられない?」


「そうじゃなくて…私なんか愛される資格ないんです…」


「……」


圭吾はつぐみから手を離した。


「…私…何をやってもダメで…恋も仕事もうまくいかなくて嫉妬深くて…こんな自分…大嫌いなんです。だから、人に愛される資格なんてないんです…」


つぐみはキュッと下唇を噛み締めた。


「だから…」


そう言いかけた時、突然圭吾の両手が伸びてきた。
優しく抱きしめられるつぐみ。


つぐみは驚いて、声が出ない。



「…そんなところも含めて愛しいですよ」


「…っ」


つぐみの心臓が高鳴った。


トクン トクン…



(朝比奈さんのぬくもりが伝わってくる…)



不思議…



なんだか落ち着く…





つぐみはゆっくりと顔を上げた。
圭吾の優しい瞳から、溢れんばかりの想いが伝わってくる。



目で伝えるって、こういうことなんだ…




つぐみはその瞳に吸い込まれるように、圭吾を見つめ返した。


圭吾は優しく微笑し顔を傾け、つぐみの頬にキスを落とす。


「俺は…あなたを守りたい」


「朝比奈さん…」


頬が熱い。


触れられてるところが心地良い。


朝比奈さんなら、私の全てを受け入れてくれるだろう…



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