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ガーディスト~君ヲ守ル~

第11章 あなたを守りたい

扉の方を見ると、そこにいたのは廊下の明かりに照らされた祐司だった。



「村上さん…」



つぐみは安堵の表情を見せた。



「目が覚めたんですね!よかっ…」



そこまで言いかけて、急に腕を掴まれ、部屋の中に引っ張られる。



「村上さん!?」



ドアはキイィ…と音を立てて閉まった。
薄暗い部屋に、2人きり。



つぐみは祐司が体調でも悪いのかと心配し、顔色をうかがった。
だが薄暗くてよく見えない。



「村上さん、大丈夫ですか…?」



「……」



「村上さん…?」




何か様子がおかしい。




「私、朝比奈さん呼んできますね…」




そう言って扉に手をかけた時、突然後ろから抱きしめられた。



「!!」



つぐみは驚いて、声が出ない。




「…俺のそばにいて」




つぐみの耳元で、かすれた声で囁く祐司。




びくん、とつぐみの身体が硬直した。





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