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ガーディスト~君ヲ守ル~

第11章 あなたを守りたい

廊下に出ると消灯の時間が近いのか、辺りは静まり返っていた。



ナースステーションでは、数人の看護士が忙しそうに働いている。



(夜勤って大変そう…)



つぐみは自分の母親のことを思い出した。



(お母さん心配してるかな…多分今日も夜勤だから明日電話してみよう…)



そう思いながら歩いてると、ふとある病室の名札が目に入った。



511号室 村上祐司



(村上さん…!)



つぐみは、病室の前に立った。
中の電気は消えている。



(…まだ目を覚ましてないのかな…)




少しだけ村上さんの顔が見たい…




つぐみはドアノブに手をかけた。



だけど躊躇し、その手を離す。




(…やめよう)




そう思い歩き出そうとした時、




キィィィ…と静かに扉が開いた。





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