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ガーディスト~君ヲ守ル~

第14章 それぞれの道

リビングに入ると、大きいテーブルに様々な料理が並べられていた。



「お帰りなさい」



キッチンには仲良く圭吾とつぐみの姿があった。



「お帰り~お、新しい顔が2ついんじゃねぇか」



キッチンのカウンターにお酒を並べていた忍がつばきと美夏を見た。



「忍さん、あたしつばきだよ」



「つばきちゃんか!戻れたんだな、良かった良かった」



忍はつばきの頭をポンポンと叩いた。



「あたしはつばきの親友の篠田美夏です。お邪魔します」



「美夏ちゃん、はじめまして!オレは忍だ。ゆっくりしていってくれな」



忍はニカッと笑った。



「あ、美夏ちゃん。こちらは圭吾さんとつぐみさんだよ」



美夏は、圭吾とつぐみにも挨拶する。



「友達ってことは、つばきちゃんと同じ年ですか?」



「はい、19です」



圭吾が聞くと、美夏が答えた。



「19かぁ…若けぇな」



ヒョイと護が顔を出す。



「美夏、こっちで色々話そうぜ」



「はぁ?なんであんたと…てかいきなり呼び捨てすんなよ」



「じゃあ美夏ちゃん」



「なんかキモイ」



「じゃあ…みっちゃん、美夏っぺ、美夏様」



「あ~もう!美夏でいいよ!」



しつこい護に、美夏は照れながら言う。
護はニカッと笑った。



(まもちゃん、もしかして…)



つばきはピンと気づき、



「美夏ちゃん、座ろ座ろ~♪」



美夏の背中を押した。
そして護にウインクする。
護は、親指をぐっと出した。



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