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ガーディスト~君ヲ守ル~

第14章 それぞれの道

「あ、つぐみちゃん大丈夫?」



リビングに戻ると、富士子が声をかけてくれた。



「大丈夫ですっ…ご迷惑かけてすみませんでした」



つぐみは、深く頭を下げた。



「謝らなくていいのよ、でも無理は禁物よ?」



「はい…」



「あっ、もう元に戻ったんだ~、面白かったのに~、小悪魔つぐみ♪」



席に着くと、美夏がニカッとしながら話しかけてきた。



「小悪魔??」



「あ、酔ってる時の記憶はないんだ?」



「私…何かしてたんですか?」



キョトンとするつぐみ。


美夏がニヤニヤしながら言おうとすると、つぐみの隣にいた圭吾が、「コホンッ」とひとつ咳払いをした。
そしてにっこりと笑い、美夏を威圧する。



「…な、なんでもないよ」



美夏は「あはは」と笑い、2人から視線をそらした。



「え…私何かしたのかな?」



「何もしてませんよ」



「ほんとに…?」



「はい」



そんな会話をしていると、テラスから乙姫と祐司、つばきが戻ってきた。



「皆、そろったね。…と、護くんは寝たか。まぁ、いいでしょう」



祐司とつばきは席についた。



「え~皆さん、我が社はおかげさまで3周年目を迎えました。業績も徐々に伸びてきており好調です。…ってことで、我が社に新しい仲間が加わることになりました~」



え?と、皆目を丸くする。



「その仲間っていうのは、つばきちゃんです♪」



「ええっ!?」



一番に叫んだのは、美夏だった。



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