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街外れの整体院

第2章 患者№1 


その時、

ゴーン、ゴーン
と正午を告げる時計がなった。


午前の営業時間は終了だ。

ベッドの上で意識をはるか彼方に置いてきた奈李良を揺する。

「奈李良、終わったよ。」

意識を取り戻した彼女は、

「センセ、終わり?」

と言いながら体を起こした。

「センセ、ありがと。
気持ち良かったから、また来るね」

服を着て帰って行った。






さ、昼飯、昼飯。


午後はどんな人が来るんだろうか。

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