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街外れの整体院

第2章 患者№1 

「こんにちは」

清楚そうな人だ。
おとなしめの印象も受ける。

「お願いします」

ちょっと噛みそうになっている。

「リラックスなさってくださいね。そうじゃないと効果がなくなってしまいますから。」

優しげに言う。

はいと小さくうつむきながら返事をする彼女。

「では、むこうで診察着に着替えて帰ってきてください」

こくりと頷いた彼女はぎこちなく衝立で仕切らた空間へ向かう。

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