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壊れる程に愛してる。

第1章 プロローグ



「ちゃんと全部舐めて…?」


私の指は意思を持ったかのように勝手に動き、精液を絡め取っては唇の隙間へ押し込んだ。

ザラッとした舌ざわりと、後からくる少しすえたような苦味。


「残しちゃダメだよ」


彼は親指で頬を撫でるように拭うと、それを喉の奥へ突き立てた。

嗚咽と涙が溢れ、また呼吸ができなくなってしまう。


「可愛い…俺のルナ」


優しいキスなんかしないで。



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