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壊れる程に愛してる。

第3章 日常




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「あ、ルナおはよ〜」


寝室から部屋着のままフラフラと出てきたショウの寝癖が付いた短い髪とまだ寝ぼけた声。

そんな姿が愛おしい。


「お弁当、作ったの玄関に置いてあるから。あと、朝御飯はそこにあるのと、冷蔵庫から牛乳出して飲んでね?それから…」


言われた通りに冷蔵庫に入った牛乳を取り出しながら、お母さんみたい、とケラケラ笑う彼。


「なんで今日そんな急いでるの?」

「今日、日直割り当てだから早く行かないといけないの〜!!」


私は慌てながら棚から薬を取り出す。


「うぇ、薬。ルナよく毎日飲めるね」

「ショウもちゃんと飲んで行ってよね?ここ置いとく!!」


はいはい、という生返事を横に、水と共に薬を5錠飲み込む。

精神安定剤3錠と、頭痛薬と、低用量ピル。

これだけ飲んでも、昨日彼に初めて中出しされたせいか、今日はなんだか落ち着かない。


「ちゃんと学校行って、鍵閉めてね!!」


どうして焦ると靴が上手く履けないのだろう。

イライラしながらローファーの踵を直し、スクールバッグを肩に掛ける。


「いってきます!!」

「ん…いってらっしゃい」


ショウを残し、アパートを飛び出た。

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