テキストサイズ

二度目の初恋

第2章 バレンタインと告白

「何?お前、バレンタインにチョコ渡す相手もいねーのかよ」


ニヤニヤと笑いながらこっちを見てくる松本。


「いませんよ!!それが何か?」

こんなヤツだけど、根はいいヤツなんだよね。


「俺には無いわけ?」


「あるわけ無いじゃん」



「俺、お前からチョコ欲しかったなー」



「………は…?」


コイツ、何いってるの?


あたしからチョコ欲しいとか、自殺願望!?

あたしが料理下手なの知らないの?



「え、何その反応。真に受けたのかよ!嘘だし~」


また、ニヤニヤする松本。



「だよね。よかった!死にたいのかと思ったよ~」


「は!?」


「あ、何でもないよ!気にしないでー」



心の声がつい口に…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ