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平和のために

第12章 文化祭

「光先輩!!

中に人間交じってます!!」




「わかってるって

すげー厄介だ…」



「ふふっ

それ、私の駒だから
打ちのめしても打ちのめしても

死ぬまで戦い続けるわ」



「そんな…」



「おい、

すぐ助けてやっからよ
待ってろ」




「ふん、たわけ者め

やっちまいな!!」



大勢が一気に襲いかかる







でも光先輩は強い

美しく輝く剣をふって
戦っている



暗くて、メイク激しくて
見分けにくい人間も見分けて
時折峰打ちを交えながら…





彼が切ればたちまち敵は
桜の花になって散っていく


私が、
人殺しは嫌だっていったから

演出に見せてるの?






違う、これが彼のスタイル











桜吹雪の中心で舞うように
剣をふるう、春の…






































…コウ




ああ…私は彼を知っている











!?


峰打ちしたクラスメートが
起き上がってコウに襲いかかる




「コウ!!

後ろ!!」

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