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平和のために

第12章 文化祭

『…



"力を入れてるだけの
器に過ぎない"


あなたがさっきに
言ったことです




ちなみに…
あなたに流れ込んでいるのは

この体内にある魔力の
1%あるかないかですよ』





ミシミシッ

メリメリメリメリ

パキ…




「ウグ…

ねぇ、本当に本当に痛いの

だってこんなに…ゲボッ



そんなこと謝るから

痛い痛い痛い痛い痛い


お願い!!
魔力の流入をやめ…」





『確かに…

現段階ではは器だけに
見えるかもしれません


それは私が足枷を外さないから



でもこの子がこれだけの力を
持っていても支障なく
魔力の流出もなく
過ごせてきたのは…

この子はただの器じゃ
ないんですよ?



もうわかったでしょうか?』




「コウ…姫様怒ってるよね…」

「あぁ…」





「わかったから!!

もう重々感じました


私が悪かったです



だからもう…
本当に痛いの、
苦しいの」




『ふふっ


チェックメートです


さようなら』






姫が手を開いて女に向ける




「な…

ギャーーー

グゴェッ


グハッ」





女は爆発して砕けた


爆発するとき体内に流入し過ぎた
姫の魔力が光っていたせいか


砕けた結晶が
キラキラと光っていて
とても綺麗だった

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