平和のために
第17章 四神と姫
私は…一体どこへ
向かっているのだろうか
でも背中に生えた翼は
まるで行き先を
プログラムされているように
真っ直ぐに
ある場所に向かっている
ねぇ…姫様?
この非科学的な翼も
あなたの力なの?
――ある意味では…
あなたの力ですよ
私そろそろ…
隠されるの辛いよ
姫様、あなたは何者なの?
どうして私の中にいるの?
――…
私の存在も、あなたの能力も
私たちがこうしてであったのも
一言で言ってしまえば…
「運命の気まぐれ」でしょう
神のみぞ知るって奴です
まぁ実際の4人の神は
運命の気まぐれに
携わっていませんが
あなたと私を仕切る壁は、
今からいく場所で
外そうと思っているのですよ