テキストサイズ

平和のために

第21章 レン

「やっとお目覚めかしら、

居眠り姫様」




――…!!
















紫音…



あれ…私声がでない…





「ふふっ驚いたかしら

私ね、四魔なの




それからね、

あなた今魔力と精気を
吸い取っているから


声でないわ」




紫音…

やっぱり四魔だったのね…




「王は絶対に殺すなって
言ったけど

私ね、あんた大っ嫌いなの



いつもいつも
私の恋ばっかり邪魔するから


だから私の機嫌を
少しでも損ねたら

容赦なく殺すから」




この人から感じる怨み…

相当なものだ…



紫音本気で私を嫌ってる






――ねぇ、紫音、
聞こえるなら答えて、

まだ私を恨むの?




「あら、あなたそんな状態でも
気の力は使えるのね




そうよ、

私ね秀一君好きなの


割りと本気だったわ



だからさっき
あなたを刺したときに
いった言葉も事実…


最初は王が好きだった

でも王は届かない存在だと
わかった



姐さんも好きだったから諦めた




でも高校で秀一君にあって

私一目惚れって言うのをした



一日毎に秀一君好きになって
どうしようもなくなって


だから、いつも秀一君と仲いい
あんたに近づいたさ」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ