平和のために
第21章 レン
「姫の見張りって事もあって
あのクラスに配置されてたけど
私は会う前から
あなた嫌いだったから
正直入学当初は
ヘドが出そうだった
でも見方が変わったの
あなたの面倒見てやれば
秀一君と知り合いになれるし
王からの信頼も上がる
だから仲良くしてやったのに…
何であんたなのよ!!」
ドンッ
紫音が私の入る水槽を叩いた
「秀一君、
あんたしか見てないの
姫様だから?
そうよね、彼だって四神だもの
命かけてでも姫様守るものね
じゃあ、私のこの思いは
どこにやればいいのよ!?」
この言葉…
…
――…
レン…