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平和のために

第5章 疼貴が豹変



「疼貴くんって
どこにすんでるの?」


「北町」


「結構遠いね…
電車通い?」


「うん」


「電車って寝坊できないから
朝とか大変そうだよね…

遅刻したことある?」


「台風と人身事故の時に」


「確かにそういうのも
あるのか…

鉄道止まるとか大変だよね


私さ、中学の修学旅行の時に
帰りの新幹線台風で
止まっちゃって
駅で立ち往生して

予定より3時間遅れたんだ」


「…」


「…聞いてる?」


「うん」



疼貴くん…
何かしゃべってください…

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