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トライアングル・ラブ -素直になれなくて-

第2章 出会い


「うっす!」


イケメン先生と中島姫奈の背中を目で追っていた俺は、気づくと首を左に回していた。

右肩を叩かれたので、首を右に回した。


そこには俺より背が高い男子がヘラヘラしながら立っていた。


「…よお。」


俺は小さく挨拶をした。


「俺、山口隆(ヤマグチ タカシ)。山Pって呼んじゃってくれ!お前は?」


いきなりピースサインを向けるコイツに、俺は笑いを隠せなかった。

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